Direct Game Camera Control:2 つ目のアプリなしで使えるヘッドトラッキング
2026年初めまで、Beam Eye Tracker をゲームで使うには 2 つのアプリを動かす必要がありました。Beam 本体と、トラッキングデータをゲームに渡すために並行して動かす OpenTrack です。インストールするアプリが 2 つ、設定も 2 系統、トラブルの原因になりうる場所も 2 か所ありました。
Direct Game Camera Control によって、この手間はなくなりました。2.5.5(2026年2月)以降、Beam は対応ゲームと直接連携します。OpenTrack のコンポーネントを内蔵しているため、OpenTrack を並行して動かす必要はありません。リリースノートは 2.5.5 のお知らせをご覧ください。この記事では、それがなぜ重要なのかを説明します。
2026年9月30日更新:2.6 で追加された Game Connection ページと Optimized ドライバー、および Linux と macOS への対応を反映しました。
構成要素が少ないことがなぜ重要なのか
- セットアップが少なくて済む。インストールしてキャリブレーションするアプリは 1 つだけ。ほとんどのゲームでは、Beam のガイド付きセットアップだけで準備が整います。
- 調整は 1 か所で。手早い調整には Amplification と Speed、自由度ごとの細かな設定(デッドゾーン、最大回転量、小さな動きに対する安定性、反応のなめらかさ)には Advanced Controls。すべて Beam の Immersive Camera の中で行えます。
- 再センタリングのホットキーは 1 つ。アプリが 2 つあった頃は、両方に同じキーを割り当てる必要がありました。直接接続なら、Beam の Recenter Tracking ホットキーだけで済みます。
- ゲームが対応していれば、より低い遅延。2.6 以降、Immersive Camera の使用時には Optimized ドライバーが遅延を抑え、ゲーム内カメラをよりなめらかに動かします。このドライバーに対応していないゲームでは Compatibility ドライバーが使われます。
- 試すまでのハードルが低い。ヘッドトラッキングを試すためだけに 2 つのアプリを設定しようとは思わなかった人も、1 つインストールすればすぐにプレイできます。
Beam がゲームとつながる仕組み
アプリの General にある Game Connection 設定ページで、Beam がトラッキングデータをゲームに送る方法を設定します。
- Head Tracking Device Emulation:Beam がゲームとつながる基本の方法です。ゲームは Beam をヘッドトラッキングデバイスとして直接認識します。
- UDP over Network:UDP に対応したゲームやツール向けに、指定した UDP ポートへ Beam がトラッキングデータを送信します。
- Through OpenTrack Application:OpenTrack を使い続けたいプレイヤー向けに、Beam がゲームとの接続を OpenTrack に任せます。
それぞれの方法の働きと設定内容は、Game Connection ガイドで説明しています。
OpenTrack が今も役立つ場面
OpenTrack はオープンソースで、活発なコミュニティに支えられており、今も Beam と組み合わせて使えます。OpenTrack のカーブ設定や、それを前提に組んだ環境を使っている場合は、Through OpenTrack Application を選べば、これまでのワークフローをそのまま続けられます。手順は OpenTrack セットアップガイドで順を追って説明しています。Beam の直接接続は、OpenTrack プロジェクトのコンポーネントを使って構築されています。
はじめ方
- Beam Eye Tracker をインストールし、Tracker > Guided Setup でオンボーディングを完了します。
- ゲームを起動します。ほとんどのゲームでは、ゲーム側の設定を変える必要はありません。
- ゲームごとのガイドを確認します。Star Citizen、F1、Farming Simulator など、ゲーム内で簡単な設定が必要な一部のタイトルが対象です。ガイドはすべてゲーム別セットアップガイドにまとめています。
Beam Eye Tracker をリスクなしで試す
beam.eyeware.tech で購入できる Standalone 版には14日間の返金保証が付いており、Steam ストアページでは3時間の無料体験版を利用できます。
よくある質問
OpenTrack はまだ必要ですか?
対応ゲームでは不要です。Beam が直接接続します。OpenTrack は Through OpenTrack Application 方式で引き続き使えます。
Direct Game Camera Control が追加されたのはどのバージョンですか?
2026年2月にリリースされた Beam Eye Tracker 2.5.5 です。現在のバージョンは 2.6.8 です。
Linux や macOS でも使えますか?
はい。Linux の Proton や Wine、macOS の CrossOver で動作する Windows 版ゲームで使えます。詳しくは「Linux と macOS でのアイトラッキングとヘッドトラッキング」をご覧ください。